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過重労働による労災請求

2017/8/25 (金)

厚生労働省は、過重な仕事が原因で発症した
脳・心臓疾患
や、仕事による強いストレスなどが原因で
発病した精神障害に関して、平成14年から、
労災の請求件数や支給決定件数などを年 
1回取り纏めています。この度、平成28年度の
集計結果が公表されました。
①脳・心臓疾患に関する労災補償状況
請求件数は825件で、前年より30件増加
しました。支給決定件数は260件で前年比
9件増、うち死亡件数も同11件増の107件
でした。
業種別に見てみると、請求件数・支給
決定件数ともに「運送業、郵便業」が
212件と最も多く、次いで「卸売業、
小売業」106件、「製造業」101件と
続きます。
年齢別では、「50~59歳」が請求件数
266件、支給決定件数99件とともに
一番多く、「40~49歳」が請求件数239件、
支給決定件数90件と、ともに2番目に
多くなっています。
時間外労働時間別の支給決定件数は、
「80時間以上~100時間未満」が106件で
最多、「100時間以上」の合計件数も128件
ありました。
②精神障害に関する労災補償状況
精神障害の請求件数は、前年から71件
増え1,586件と、過去最多となりました。
そのうち未遂を含む自殺件数は、前年
から1件減の198件でした。
支給決定件数は498 件で前年から26件
増加し、うち未遂を含む自殺の件数は
前年から9件減の84件となっています。
業種別で見ると、請求件数は 「医療、
福祉」302件、「製造業」279件、「卸売業、
小売業」220件の順に多く、支給決定
件数は「製造業」91件、「医療、福祉」80件、
「卸売業、小売業」57件の順になって
います
年齢別では、「40~49歳」歳の請求件数
が542件、支給決定件数が144件とともに
最も多く、次いで「30~39歳」の請求件数が
408件、支給決定件数136件という順に多く
なっています。
そして、出来事別の支給決定件数は、
「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を
受けた」が74件、「仕事内容・仕事量の
(大きな)変化を生じさせる出来事が
あった」が63件となっています。
④裁量労働制対象者への支給決定件数
過去6年間で、「裁量労働制対象者」に
係る脳・心臓疾患の支給決定件数は22件で、
うち専門業務型裁量労働制対象者に係る
支給決定が21件、企画業務型裁量労働制
対象者に係る支給決定が1件ありました。
企業は、労働時間・働き方等の管理に益々
厳重な配慮が求められています。

(2017年8月25日)