組織診断

組織、社員モラルの改善等を支援いたします。

「組織の健康診断」コンセプト

「最近は、職場環境に対する社員の意識調査を実施する企業が増えている」と日本経済新聞が報じています。一橋大学の伊藤教授は、「欧米企業に倣って、日本企業も成果主義を取り入れ始めたが、その結果、チームで仕事をする日本企業の強みが薄れてしまった。それが最近多発する企業不祥事の背景にあるのではないか。社員満足度(ES)調査をする企業が目立ってきたのは、こういう背景があるからではないか」と喝破されています。

また、ES調査をこのような社内要員だけでなく、「顧客満足度(CS)向上には顧客の要望を社員自らが考えこうkどうする風土が必要だ。それには社員が満足して生き生きと働く組織でなければならない」と顧客要員から採り上げる企業も増えてきています。私どもの「組織の健康診断」は、このような企業様のご要望にお役に立ちたいというコンセプトから生まれました。

「組織の健康診断」概要

1. 組織の健康診断

組織の健康診断を人間に例えると、財務的な分析は血液を調べることであり、「人材(組織)分析は骨格や臓器の診断」といえます。会社や組織の問題点を見出す際に、財務面は、実績に応じた結果が確定値として明確になりますが、組織を構成する個人の行動や特性など、会社の保有能力として扱われる重要因子を正確に捉えることは容易ではありません。
しかし、見過ごすことはできないのです。企業は、人材、モノ、金、取引業者等を社会に依存し、常に外部からの圧力変化に晒されています。また、個人の価値観も多様化し、世代間ギャップがますます広がりつつある中で、ぼんやりと会社の全体像を眺めただけでは、問題点の本質に近づくことはできないのです。

本プログラムでは、各社員の意見の集積から問題点の絞込みをし、更に、その「組織内の人間関係やメンバーの行動特性、管理者の能力評価」なども合わせて行いながら問題点の明確化を進めていきます。その結果が、組織変革や個人、管理者の能力アップの課題としてフィードバックされます。

2. その他プログラム

(1) 採用選考(配置・配属など)

現有社員のデータをもとに帰社に「必要な人物増」を適正の面から割り出し、貴社の基準づくりを行います。こうした貴社基準値は、「採用時の適正検査」における採用判定にも役立ちます。

(2) 社員教育・育成(配置転換・管理者選考など)

「自己評価と他社評価」の多面(360度評価)から個人の特性をビジュアル的に捉えることで、その人物の良い点や努力を要する点を適正の面から浮き彫りにします。そして、それらをふまえた上で、社員の教育や指導、配置転換等によってその人材の有効活用を実現していきます。 (2006年9月)