大企業OBの活用

 商工会議所が中心になって、「企業等OB人材マッチング事業」を平成17年2月より行っています。
 「企業等OB人材マッチング事業」とは、中小企業・ベンチャー企業が求めている経営や技術・マーケティング戦略等についてサポート・アドバイスができる大手・中堅企業等を退職したOB人材の発掘・データベース化を行い、その結果により、中小企業とのマッチングを図ることで中小企業の経営力や経営改善を支援するものです。
OB人材とは、大企業・中堅企業を退職し、中小企業のためにお役に立ちたいという意欲をもっている方です。キャリア豊富なOBは、経営企画・戦略立案、技術・製品開発、経理・財務管理、生産管理、海外展開・国際化、人事・労務管理、情報化・IT活用、物流管理、法務・特許、販売・マーケティング等の専門知識を活かせる場所を求めています。

 OB人材には、

①中小企業の特質をよく理解し、ボランティア精神と協調性を有し、専門分野以外の周辺業務にも柔軟に対応できる方

②大企業・中堅企業等において、1つの専門分野で10年以上の経験があり、実務能力が十分に発揮できる方

③登録時点の年齢が概ね45歳以上で、心身ともに健康な方

④個人事業主、法人の常勤役員でない方 が登録されています。

 OB人材に支援依頼する方法は、

①直接依頼、

②公開連絡先への連絡

③各商工会議所等への依頼 などがあります。  

 OB人材との契約等のポイントは、

①雇用でなく委託契約であること

②受入条件等についてはOBの方々との直接交渉を基本 としていますが各商工会議所でも相談に応じること

③本事業は国からの委託事業のため、相談等にかかる手数料等がかかることはなく、商工会議所等からOBへの謝礼もない とのことです。
(05/10)