自己破産するとどうなるの?

先般、弊社社員が自己破産しました。自己破産についての知識が全くないので、適切な指導もできません。概要はどうなっているのでしょうか?
自己破産するとどうなるのか、簡単に説明すると次の通りです。 破産制度とは、多額の債務を抱えて支払不能になった人を救済する最終的な 清算手続きとして法律で認められた制度です。 債務者や債権者が裁判所に破産を申し立てて破産宣告し、審尋のうえに 免責決定(残りの債務の免除)になることで、人生の再出発の機会を与えようと いうものです。 その中でも、債務者自らが破産申し立てを行う場合を【自己破産】と呼びます。 破産宣告を受けると、弁護士や社会保険労務士、税理士や公証人、後見人や 保険・証券の外交員といった職業につくことはできず、株式会社の取締役や 監査役といった立場の人は退任事由となります。 また本籍地の役場の破産者名簿に記載され、身分証明書に破産者である旨が 記載されます(戸籍や住民票には記載されません)。 普通の生活を送るのに支障はありませんが、クレジットカードの作成や住宅ローンを 組むことができなくなります。また、遠隔地への引越しや長期旅行などの制限を 設けられたりすることもあります。